外国人患者を受け入れる医療機関の約2割で未収金発生
厚生労働省は7月28日、「医療機関における外国人患者の受入に係る実態調査」を公表した。全国全ての病院と京都府・沖縄県の診療所を対象とした任意アンケート調査を行い、外国人患者の受け入れ実績やマニュアル等の認知度、受け入れ体制の整備状況等について得た回答を分析。うち「未収金の発生状況」については、2022年9月1日~30日の間に、外国人患者(在留外国人・訪日外国人旅行客・医療目的に渡航する外国人いずれか)の受け入れ実績がある2,352病院のうち469病院(19.9%)が、外国人患者から自己負担分の医療費を回収できていないことが明らかとなった。
未収金があった病院のうち、病院あたりの未収金の発生件数は平均3.9件、総額は平均21.3万円だった。また、1件あたりの未収金額の多く(83.2%)が5万円以下だったが、一部では500万円以上の未収金発生があった。なお、未収とは請求日より1カ月たっても診療費の一部または全額が支払われていない場合とした。(HealthDay News 2023年8月16日)
参考文献
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33994.html
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