無医地区は全国557地区、前回調査より減少
周辺に医療機関がない「無医地区」は2022年10月末時点で全国557地区だったことが7月28日、厚生労働省(以下、厚労省)の公表で明らかとなった。厚労省が公表した「令和4年度無医地区等及び無歯科医地区等調査」によると、2019年10月の前回調査に比べ、無医地区は33地区減少。無医地区内の人口は計12万2,206人と、前回調査より4,645人減少した。
無医地区が最も多いのは北海道で64地区。続いて、広島県が53地区、大分県が38地区の順となっている。
同調査は、へき地保健医療体制の確立を図るための基礎資料として、厚労省が数年おきに実施。「無医地区・無歯科医地区」とは、医療機関のない地域で、当該地区の中心的な場所を起点として、おおむね半径4㎞の区域内に50人以上が居住している地区であって、かつ容易に医療機関を利用することができない地区を指すもの、と定義されている。(HealthDay News 2023年8月23日)
参考文献
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/76-16b/R5.html
Copyright © 2023 HealthDay. All rights reserved.