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投与患者の選択
初めてゾレアを処方する際の患者選択チェックリスト
特発性の慢性蕁麻疹患者である
- 食物、物理的刺激等の蕁麻疹の症状を誘発する原因が特定されない。
(ゾレア皮下注シリンジ添付文書 2019年12月改訂〔第1版〕) - 個々の皮疹に関する直接的原因ないし誘因なく自発的に膨疹が出現するもののうち、発症してからの期間が6週間以上経過したものを慢性蕁麻疹と呼ぶ。
(蕁麻疹診療ガイドライン2018〔日本皮膚科学会〕)
なお、特発性の慢性蕁麻疹患者を対象とした日本を含む国際共同臨床試験では、「特発性の慢性蕁麻疹と診断されて6ヵ月以上経過した患者」が対象とされていました。
製品情報概要中に記載しておりますので、ご確認ください。
既存治療で効果不十分である
- ヒスタミンH1受容体拮抗薬の増量等の適切な治療を行っても、日常生活に支障をきたすほどの痒みを伴う膨疹が繰り返して継続的に認められる。
(ゾレア皮下注シリンジ添付文書 2019年12月改訂〔第1版〕)
4. 効能又は効果(抜粋)
〇 特発性の慢性蕁麻疹(既存治療で効果不十分な患者に限る)
5. 効能又は効果に関連する注意(抜粋)
<特発性の慢性蕁麻疹>
5.3 食物、物理的刺激等の蕁麻疹の症状を誘発する原因が特定されず、ヒスタミンH1受容体拮抗薬の増量等の適切な治療を行っても、日常生活に支障をきたすほどの痒みを伴う膨疹が繰り返して継続的に認められる場合に本剤を追加して投与すること。
12歳以上である
- 特発性の慢性蕁麻疹患者を対象とした日本を含む国際共同臨床試験では、「12歳以上の患者」が対象とされていました。
6. 用法及び用量(抜粋)
<特発性の慢性蕁麻疹>
通常、成人及び12歳以上の小児にはオマリズマブ(遺伝子組換え)として1回300mgを4週間毎に皮下に注射する。
本剤の成分(オマリズマブ[遺伝子組換え])に対し過敏症の既往がない
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)(抜粋)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
ゾレアの投与をご検討ください
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