製品について
PFS投与方法
ゾレアをご自身で注射される方へ
ゾレアの投与部位
- ゾレアは上腕部の外側、大腿部前面、腹部(へその周囲5cmを避ける)など皮下注射可能な部位に投与する注射薬です。
- 投与量は注射部位1ヵ所につきオマリズマブ150mg以下とし、2本以上注射する場合は、3cm以上離れた部位に注射してください。
ゾレア皮下注75mg/150mgシリンジの構造および名称
注意
- 本剤は遮光が必要なため、外箱に入れたまま冷蔵庫(2~8℃)で保管し、凍らせないようにしてください。
- 投与を検討する場合、天然ゴム(ラテックス)に対してアレルギーがあるかをご確認ください。
- 投与する30分前に、シリンジを冷蔵庫から出し、外箱に入れたまま室温に戻してください。
- 投与直前に開封し、シリンジに異常がない(薬液が無色~微褐黄色で澄明かつ目にみえる異物がない、シリンジが壊れていない)ことをご確認ください。薬液中に気泡が見える場合がありますが、問題ありません。
- 硬いところに落とした場合や注射針カバーを外した後に落とした場合は、使用しないでください。
- 小児の手が届かないところに保管してください。
- 外箱に表示されている使用期限を過ぎている場合は、使用しないでください。
ゾレア皮下注75mg/150mgシリンジの投与方法
- ゾレアを適正にご使用いただくために、以下に記載された事項をお守りください。
- ゾレアの承認された投与経路は皮下のみです。
1
注射針カバーは固くはまっているため、 で囲んだ注射針カバーの先の部分をしっかりと持って外してください。
注意
- 注射針カバーには乾燥天然ゴム(ラテックス由来)が含まれているため、ラテックスに過敏な方はご注意ください。
- 針ガードで針が覆われてしまうのを防ぐため、使用前に針ガード作動クリップに触れないでください。
- 注射針の先に薬液の水滴がみえることがありますが、問題はありません。
2
注射部位をアルコール消毒綿等で消毒後、皮膚をしっかりつまみ、注射針を刺してください。確実に注入するために、注射針を根元まで刺しこんでください。
本剤は上腕部の外側、大腿部前面、腹部(へその周囲5cmを避ける)など皮下注射可能な部位に投与してください。
注意
- 同一箇所へくりかえし注射しないでください。
- 皮膚に痛み、傷、赤みなどがある部位には注射しないでください。
3
人差し指と中指で本体をはさみ、親指をプランジャーヘッドに添えます。プランジャーヘッドが針ガード作動クリップの間に完全におさまるまで、ゆっくりとプランジャーヘッドを押しきります。
4
プランジャーヘッドを押し続けたまま、注射部位から注射針をまっすぐ抜きます。
5
ゆっくりとプランジャーヘッドから指を離すと、針ガードが自動的にスライドして、注射針を覆います。
注射部位に少量の出血がみられる場合、新しいアルコール消毒綿またはガーゼで注射部位を揉まずに10秒間押さえてください。必要に応じて絆創膏をご使用ください。
6
使用済みのシリンジは危険のないように廃棄してください。注射針およびシリンジは再使用しないでください。
投与液量
【用法及び用量】(抜粋)
6. 用法及び用量(抜粋)
〈特発性の慢性蕁麻疹〉
通常、成人及び12歳以上の小児にはオマリズマブ(遺伝子組換え)として1回300mgを4週間毎に皮下に注射する。
7. 用法及び用量に関連する注意(抜粋)
〈特発性の慢性蕁麻疹〉
7.7 日本人を対象とした臨床試験において、本剤の12週以降の使用経験は無いため、12週以降も継続して付与する場合には、患者の状態を考慮し、その必要性を慎重に判断すること。特に、用法及び用量どおり、12週間使用しても効果が認められない場合には、漫然と投与を続けないよう注意すること。
ゾレア電子添文 2024年3月改訂(第4版)