薬剤師・畑山は病棟業務で病棟に行った際、詰所の看護師さんが、いつも忙しそうでなかなか、しゃべりかけ辛く感じている。畑山は伝える内容をまとめて要領よくしゃべろうと努力しているが、なかなかうまく行かない。コミュニケーションスキルとして何が足りないのだろうか？

薬剤師・畑山は看護師さんとのコミュニケーションを図ろうと、食堂で看護師さんに声をかけ、話ができるようにはなったが、いつも同じように表面的な感じで終わり、なかなか親密度が深まらない。もっとコミュニケーションを深める方法はないのだろうか？

薬剤師・畑山は看護師さんから、入院患者・中田さんの内服薬管理について、「５薬剤を一包化にしてほしい。」と言われた。「飲めてないのですか？」と尋ねたところ、「そう。」と言われた。一方、中田さんからは服薬指導時「きちんと服薬している」旨、聞き取っていた。看護師さんはなぜ一包化を求めたのか、理由が分からない。どのように尋ねるべきだったのだろうか？

薬剤師・畑山は看護師さんから、入院患者・中田さんの「薬剤一包化」について、「質問のスキル」を使い、もう一度理由を訊こうと考える。薬剤師・穂坂は、答えを聴く（傾聴）際にも、注意点（ノウハウ）がある事を畑山に指摘する。

薬剤師・畑山は、NST 病棟回診に参加しているが、いつも黙って後ろの方でついて回るだけ。聞かれたことは答えられるが、自分から回診の中心に入り、発言し、提案等出来ない。「どうしたら、チーム内で、活躍できるんだろう?」と悩む。

薬剤師・畑山は、後輩の薬学部学生に「IPE に基づくプログラムで、チーム医療を学んでいるけど、実践的でためになる」という話を聞いてくる。しかし、畑山も先輩・穂坂も、IPE とは何たるか、知らなかった。チーム医療を学ぶために役立つ IPE とは？