本剤の対象となる小児の慢性心不全患者には、1歳以上であっても体重9kg未満の患者が一定数存在する可能性があるため、粒状錠では適切な用量に調製して投与することができない場合(12.5mg未満の用量が必要な患者等)には、錠剤を粉砕懸濁した液剤を調製して投与することをご検討ください。
4mg/mLの懸濁液100mLを調製する場合の手順をご紹介しています。
錠剤や粒状錠で投与できない場合は、錠剤を懸濁液に調製して交付してください。
服用上の注意
- 懸濁液は振り混ぜてから必要な量を経口投与させてください。
- 投与にはシリンジ等正確に計量が可能な器具を使用してください。
- 懸濁液の容器は子供の手が届かないところに保管してください。
- 保存期間は15~25℃で7日間です。冷蔵保存しないでください。
- 小児の用法及び用量は電子添文をご参照ください。
調製に使用するもの
- エンレスト錠100mg 4錠
- 単シロップ 100mL
- 乳棒と乳鉢(100mLの懸濁液を撹拌できる容量のもの)
- 100mLのボトル(ポリプロピレン製)
- 目盛付きメスシリンダー(100mL以上)
調製手順
医療従事者用情報提供資材:エンレストを適正にご使用いただくために(慢性心不全) P8 100mLの懸濁液を調製する場合の手順