高血圧症の用法及び用量
エンレストをお使いいただくにあたって -効能又は効果-
効能又は効果(抜粋)
エンレスト錠100mg・200mg
高血圧症
<5.効能又は効果に関連する注意>
5.3 過度な血圧低下のおそれ等があり、原則として本剤を高血圧治療の第一選択薬としないこと。
エンレスト錠電子添文(2023年5月改訂:第5版)
|
個々の症例の状態を考慮した総合的な医学的判断に基づき、第一選択薬として使用することを考慮し得る。 |
具体的には、本剤の作用機序や臨床試験成績を踏まえて、 |
・24時間にわたる降圧が求められるnon-dipper型の高血圧患者、 |
・利尿作用を有する薬剤の投与が適切と考えられる減塩困難な高血圧症患者、 |
・心疾患を有する高血圧症患者 |
|
等が挙げられる。 |
|
上記の場合であっても、既存の降圧薬単剤の投与開始よりも本剤の投与開始が適切と判断される場合に限り、本剤を投与すること。 |
エンレスト適正使用ガイド 「エンレスト錠を適正にご使用いただくために -高血圧症-」(2023年5月改訂版)
エンレストを正しくご使用いただくために
保険適用上の留意事項
<エンレスト錠50mg・100mg・200mg>
慢性心不全
本製剤の効能又は効果に関連する注意において、「本剤は、アンジオテンシン変換酵素阻害薬又はアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬から切り替えて投与すること。」及び「「臨床成績」の項の内容を熟知し、臨床試験に組み入れられた患者の背景(前治療、左室駆出率、収縮期血圧等)を十分に理解した上で、適応患者を選択すること。」とされているので、使用に当たっては十分留意すること。
また、本製剤の効能又は効果において、「慢性心不全の標準的な治療を受けている患者に限る」とされているので、投与開始に当たっては、本製剤の投与が必要と判断した理由を診療報酬明細書の摘要欄に記載すること。
<エンレスト錠100mg・200mg>
高血圧症
本製剤の効能又は効果に関連する注意において、「過度な血圧低下のおそれ等があり、原則として本剤を高血圧治療の第一選択薬としないこと。」とされているので、投与開始に当たっては、本製剤の投与が必要と判断した理由を診療報酬明細書の摘要欄に記載すること。