ベオビュ
投与準備の手順について
ベオビュ硝子体内注射用キット120mg/mL
保管方法
本剤は、注射前に未開封の状態で室温で保存できますが、室温で保存した時間が24時間を超えないように使用してください。 |
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薬液に不溶性微粒子、濁りまたは変色を認めた場合には使用しないでください。 |
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ブリスター包装内は滅菌されているため、使用直前まで開封しないでください。 |
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ブリスター包装またはプレフィルドシリンジが破損、または期限切れの場合には使用しないでください。 |
投与準備
本剤は硝子体内にのみ投与してください。
30ゲージの眼科用針を使用してください。
1シリンジは1回(片眼)のみの使用としてください。
注:投与量は0.05 mLに設定してください。
投与準備の手順
これらの手順は無菌的操作により実施してください。投与の準備(ステップ5)直後に注射してください。
1 | ブリスター包装のふたを剥がし、無菌的操作でシリンジを取り出します。 |
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2 |
シリンジキャップを折り取ります。なお、回したりねじったりしないでください。 |
3 |
30ゲージの眼科用針をシリンジの先端にしっかりと装着します。 |
4 |
注射針の先端を上に向けて持ち、シリンジ内の気泡の有無を確認します。気泡が認められた場合には、シリンジを指で軽くたたき気泡を上端まで移動させます。注意しながら注射針のキャップをまっすぐ引いてはずします。 すべての気泡を除去できない場合 |
5 |
シリンジを目の高さに持ち、プランジャーストッパー先端のドーム部分の底面が0.05mL標線に合うまで、注意しながらプランジャーを押します。これで注射用のシリンジの準備は完了です。 |
6 |
シリンジの先端にプランジャーストッパーが到達するまで、0.05mLをゆっくりと投与します。プランジャーストッパーがシリンジバレルの先端に到達していることで、全量の投与を確認してください。 |
物品の準備から投与に至るまで無菌手技を遵守してください。本剤の投与は硝子体内注射に関する十分な 経験のある眼科医が行ってください。
下記の手順のほかに、各施設における硝子体内注射のガイドラインに従って投与してください。
ベオビュ硝子体内注射前の注意点
硝子体内注射に際して使用する薬剤(消毒薬、麻酔薬、広域局所抗菌薬及び散瞳薬など)への過敏症の既往歴について、事前に十分な問診を行います。
ベオビュ硝子体内注射に必要な物品
消毒薬ヨウ素系洗眼殺菌剤散瞳薬麻酔薬広域局所抗菌薬滅菌カリパー滅菌開瞼器滅菌パッド滅菌綿棒滅菌ドレープ生理食塩液30ゲージの眼科用針
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1. 注射前の点眼
1)散瞳します。
2)局所麻酔した後、広域局所抗菌薬を投与します。 -
2. 眼周囲の消毒
眼周囲皮膚、眼瞼縁や睫毛にヨウ素系洗眼殺菌剤を塗布し、滅菌ドレープで被覆します。 -
3. 開瞼
滅菌開瞼器で開瞼します。 -
4. 結膜嚢内の消毒
希釈したヨウ素系洗眼殺菌剤を投与し、しばらく放置します。 -
5. 消毒薬の洗浄
必要に応じて、適宜、生理食塩液で洗浄します。 -
6. 硝子体内注射
注射部位とは反対側の方向に眼を向けるように患者さんに指示します。
角膜輪部の3.5~4.0mm後ろの部分から、①水晶体、②水平直筋付着部位の近傍を避けて、眼球の中心に向けて眼科用針を刺入します。 -
7. ベオビュの注入
注射液0.05mLを硝子体内にゆっくり注入します。
次回以降の投与では同一部位に繰り返し注射しないよう、前回の注射部位からずらして注射します。
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